ライフワークはおのずと自分の適性、才能、好みに合致して培われる。もちろん棚ボタ式に上から落ちてくるものでも、向こうから歩いてやってくるものでもない。自分で探し、創り出すものだ。理想的なのは仕事とこのライフワークを一致させられることだ。たとえば、文章の読み書きが好きな人が小説家となり、グルメ転じて調理師になるなどは理想的だが、ビジネスマンの場合でもそれは望めないことではない。こうした理想的な一致をみるためには、まず仕事自体が、自分の適性、才能、好みに合っていなければならない。しかし、これがなかなかむずかしい。大学を卒業したての頃は、自分がどんな仕事に向いているのか、何をやるべきかということがわからない。最近の若者はことに、就職や転職するときも「みんなが行くから」とか「規模が大きいから」と主体性もなく、会社本位で就職先を決めてしまう傾向がある。最初から適性、才能、好みに合致した職場、職種に配属されるなどは、実に幸運なケースで、多くは、会社の「鶴の一声」で職種をあてがわれることになってしまう。
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