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国立大の人気

進路を決定する際には、最初に「親の意見は半分に」とお話したのは、あくまでも進路の決定は子供の意見を尊重しかものでなければダメだということです。親の世代のときの大学の評価と、最近の大学の評価はかなり違っています。国立と私立も、私立大学相互についても違ってきています。たとえば、私立の「日東駒専」と地方の国立大学とは、昔は「国高私低」でしたが、今は若干事情が違ってきているのです。設備ひとつ取ってみても、最近の私大は素晴らしい近代的建物の校舎群、新設の広いキャンパス、きれいな食堂、トイレなど、そのへんの国立大などはとてもかないません。最近は、地元志向と授業料が国立のほうが少し安いので国立大の人気が出てきたようですが、大学選びは、なるべく子供さんの意思を尊重しましょう。

習ったことを話す

授業の口頭報告、テキスト、ノート点検、宿題点検をさします。小学校低学年の間はむずかしいテストもなく宿題も簡単ですから、子供には勉強に対する抵抗感がありません。この平和で幸福な時期に「家に帰ったら授業で勉強した教科書とノートを開き、習ったことを話す」という習慣を確実に身につけましょう。授業の口頭報告、テキスト、ノート点検、宿題点検は子供の理解度を確認するために必要不可欠ですが、実際にはなかなかうまくいきません。塾の授業は難解で進度も早く、報告する子供には高度な理解力と表現力が要求されます。また塾の授業はクラス昇降や入試結果に直結しますから、親も真剣にならざるを得ません。子供も親のこうした心理を敏感に感じとり、「へたなことをいうとエライめに会う」と緊張するのです。これでは子供も親も「家に帰ったら授業で勉強したテキストとノートを開き、習ったことを話す」などと悠長にはかまえていられません。

暗記やテスト中心の詰め込み的な教育

日本では、暗記やテスト中心の詰め込み的な教育の弊害が問題になっていたのですが、一九七〇年代の後半から八〇年代にかけて、多くの外国の専門家や教育関係者が日本の教育法を視察にきました。彼らが関心をもち、目当てとしたのは、日本の暗記やテスト中心の教育にあったのです。最近、もう一つ注目を集めている国がインドです。インドでは、とにかく量をこなせばいいという勉強法をやらせているようです。たとえば、日本では「九×九」の掛け算までですが、インドでは「一九×一九」の掛け算まで丸暗記させています。このような国は、世界広しといえどもインドくらいなものでしょう。そのインドで、IT時代に強いソフト開発者が続々と生まれています。なぜインド人がこんなに数学に強いのかという疑問とともに、インド式の詰め込み教育は、意外にいいのではないかという見方も強くなっています。そうした背景のもとで、実質的に成果を生み出してうまくいっている国に学ぼうという考え方が強まってきたのです。たぶん、子どもの勉強法というものは、暗記や計算のトレーニングに重点をおき、宿題やテストなどの強制力を働かせてやるべきだという考え方が主流になったと思います。


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